ゲームについて思うこと

【解説】メトロイドヴァニアはどんな特徴のゲームなのか?

2021年12月28日

『メトロイドヴァニア』とは?

名前の由来は?

『メトロイドヴァニア』は、『メトロイド』+『ヴァニア』

『メトロイド』は、任天堂の『メトロイド』シリーズのこと。

『ヴァニア』とは、『悪魔城ドラキュラ』の海外名『キャッスルヴァニア』のことを指す。

言ってしまえばメトロイドヴァニアとは、この2つのゲームの特徴を持つゲームである。

『メトロイドヴァニア』という言葉はゲームをする人々の間で自然に生まれた造語で、厳密に決められているわけではない。

メトロイド自体のジャンルも定まっておらず、2D探索アクションなどと呼ばれていたが、最近ではこの造語が一般的になりつつある。

どんな特徴?

ひと言で表すと、2D探索アクションである。

メトロイドをざっくり説明すると、主人公のサムス・アランが敵を倒したり仕掛けを解いたりして自身を強化、目標にたどり着くことをクリアとするゲームだ。道中はパズル的な仕掛けがあり、小部屋がいくつも連なったマップをしている。能力強化した状態でしか通れない道もあり、同じ道でも進行度によって何度も通って新ルートを探していく探索ゲームである。

メトロイドヴァニアと呼ばれるゲームは探索具合に差はあれど、代表的な特徴をいくつか持っている。しかし、全てが当てはまるわけではないことに注意だ。

  • サイドビュー型の2D探索型アクションゲーム
  • 小さな部屋が上下左右に繋がっている
  • ボス撃破やアイテムで能力が強化
  • 隠しルートがある

ちょっとした歴史

初代のメトロイドは1986年に任天堂から発売されたファミコンソフトである。これが2D探索アクションの先駆けと言われている。

一方で、初代の悪魔城ドラキュラも同年に発売された、

初代からの悪魔城ドラキュラのシステムとしては、落下死が存在したり、ライフ制やステージクリアといったシステムがあった。

しかし、「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」(1997年)では、それらが撤廃されたため探索中心のゲームとなった。以降は、2D探索アクションというジャンルとして、メトロイドと共に『メトロイドヴァニア』いう言葉が生まれたと考えられる。

有名メトロイドヴァニア作品!

洞窟物語(2004年)

2012年に、雑誌『タイム』で「All-TIME 100 Video Games」(歴史上でもっとも偉大なゲーム100)に選ばれた作品の1つ。

Hollow Knight(2017年)

インディーズのメトロイドヴァニアと言ったらこれ!

メトロイドドレッド(2021年)

待望の『メトロイド』シリーズ最新作!

まとめ

  • 『メトロイドヴァニア』=『メトロイド』+『キャッスルヴァニア』
  • 明確な定義はない
  • 能力強化や新ルート開拓によるやり込みが醍醐味

以上、お読みいただきありがとうございました。

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